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Posted by naturum at

2007年04月19日

070419最悪〜〜!

ザックを外に置いてスーパーで買い物して出てきたら、ザックのポケットに突っ込んであったパンが全部カラスにやられてた〜
人通りもあるのに、タチ悪いぞ、尾鷲のカラス!!

今夜の晩メシは、豆腐とバナナと乾燥ワカメ。始神峠のベースキャンプ?では長期戦用に買い込んだ袋麺と素麺ばっかだったから、ちょっとバランス調整…

寝床は町の三角公園。


  


2007年04月19日

070419熊野古道-始神峠〜馬越峠越え-

再出発の今日、どーにか二つの峠を越えた。右足の小指は、包帯とテーピングで直接&靴下の上からもガチカチに固定してだけどね。

始神峠を降りたとこでは、カステラとコーヒーのお接待を受けた。そのお宅、個人で休憩所まで作ってる… 四国では結構あるけど、このルートでは珍しいよ。
おいしかったです。ありがとうございました!

そこの奥さんに聞いたんだけど、始神峠の語源は、方言の「はじかむ=さむい」なんだって。始神って名前、結構好きだったんだけどな〜

馬越峠では、苔むした石の上ですべって、腕を打撲。GR-Dもぶつけたけど、今のところ問題なさそう… 以外に強い?
前回は馬越峠から天狗倉山まで登ったんだけど、今回は時間も遅かったからパスした。

明日はいよいよ八鬼山越えだぁ〜


  


2007年04月20日

070420ウォーキングの町

魚のイメージが強い尾鷲だけど、町のところどころで「ウォーキングの町」ってノボリを見かける。
そー言えば、尾鷲は歩いたり走ったりしてる人の数、かなり多い気がするな〜 馬越峠や天狗倉山に登ってる地元の人もよく見かけるし…
観光や産業だけじゃなく、健康をコンセプトにした町づくりって、これからますます注目されるだろーね。

熊野古道で一番美しいって言われる昨日の馬越峠に続いて、今日は西国一の難所、八鬼山越え…
足のメンテナンスも終わったし、ボチボチ行ってきます。


  


2007年04月20日

070420熊野古道-八鬼山〜三木峠〜羽後峠-

八鬼山越えは、悲しい道だった。
那智から本宮への雲取越えを除けば、熊野古道・伊勢路で最大の難所、八鬼山越え… ボクを待ってたのは、沿道の木や石に派手な蛍光ペンキで描きなぐられた、世界遺産登録に抗議する無数のメッセージだった。
熊野古道が世界遺産に登録される前年に歩いた時も、下り口の三木里側にいくつかの看板やメッセージはあったけど、今回は登りの尾鷲側の方がひどい。樹齢数百年の巨木や、昔から目印とされてきた巨石にまで派手なメッセージが描かれている。
世界遺産に登録されると、沿道の木を切ることができなくなると言う。山の所有者にしたら、無理やり財産を没収されるよーなもの…
だからと言って、こんなことしていいのか? この光景は、あまりに悲しすぎる。

もう一つ残念だったこと。
前回、浜辺でテントを張ろうとしてたボクを拾って泊めてくれた人を訪ねてみたら、そのご主人、事故による頸椎損傷で、体がほとんど動けなくなってた。呼吸を確保するために喉を切ってるから、言葉も自由に話せない。
それでも、「また会えたなぁ。生きてて良かった」って言ってくれた時は、耐えきれず涙があふれ出た。

今夜はまた無人駅…


  


2007年04月21日

070421コケを踏まないで??

甫母峠の登り口で見かけた看板…
石畳にコケのイメージが売り?の熊野古道だけど、コケを踏まないよーにって注意書きを見たのは初めてだと思う。景観保持のためってことなんだろーし、こっちとしても、すべるからできるだけ踏みたくはないんだけど、コケを踏まずには歩けないのが熊野古道…

コケの付いた石って、ホントよくすべるから、熊野古道の峠の下りは、普通の山道の何倍も神経を使う。
ザック背負ってなかったら、ワラジで歩きたいとこなんだけどね〜
  


2007年04月21日

070421熊野古道-甫母峠〜大吹峠-

今日は最高にアップダウンの多い一日だった。越えてきた峠だけでも、甫母峠、二木島峠、逢神坂峠、大吹峠…

尾鷲から熊野、車だと42号線で内陸部を通るけど、熊野古道は尾鷲から八鬼山を越えた後、海に沿って熊野まで峠越えが続く。
JRや国道311号線がこのルートを通ってるんだけど、トンネルを掘ったり山を削って、できるだけ水平に作られた線路や道路と違って、古道は山を越えては海辺の集落に下り、また峠に向かって登るってのを繰り返すから、かなりキツイ…
もともと海沿いの道なんてなかったこの地域、昔は尾鷲や熊野に出るには、舟を使うことも多かったらしいけどね。

今夜も無人駅。ただ三人掛けのイスしかないのが、ちょっとツライ…

  


2007年04月21日

070421夜のティータイム

少し冷えてきたから、ルイボスティーを煮出してティータイム。ガスが切れてカセットガスを補充したから、やっぱ火力が落ちてる…

それより、この紀勢線、普通電車は一時間に一本あるかないかなのに、よく遅れるみたい。無人駅にも、管轄の駅から「○分遅れます」ってアナウンスがちょこちょこ入る。単線のせいだろーね。

この駅の最終電車は11時過ぎ。まだしばらくは寝られない…


  


2007年04月22日

070422まいった…

この沿線でこれまで泊まらせてもらった無人駅って、夜、一定の時間になると自動的に照明が消えてたんだけど、昨日の駅は違った。かと言って、どこかにスイッチがあるわけでもなく…
なので、駅の中はひと晩中、虫だらけ。着いた時から、蛍光灯に集まる虫が多いな〜とは思っていたんだけど、消灯になれば大丈夫と思ってたら、とんだ計算違いだった。
一番多かったのは、まだ若い?若草色のカメムシ。あと、ガガンボ?(蚊のどデカいやつ)や翼長20cmくらいのモスラみたいなガが待ち合い室を飛び回ってて、時々、ボクのシュラフに激突してくる。露出してる顔のあたりに来ることも多いから、シュラフを顔まで絞り込んだんだけど、呼吸用に少し開けてたとこから、今度は蚊が入ってくるし…

結局、ほとんど寝られないまま早朝から歩いて、いま、熊野の海辺にいる。
海を眺めながら、寝ちゃいそーだよ…


  


2007年04月22日

070422熊野古道-松本峠〜横垣峠-

熊野から本宮へは、前回、新宮〜那智を経由して大雲取、小雲取を越えるルート(浜街道)を歩いたから、今回は熊野から内陸部の山越えで直接本宮に向かう本宮道をとることにした。

浜街道は比較的にぎやかで、数キロおきにスーパーのオークワがあったりもするんだけど、本宮道は山の中を抜けるだけに買い物は難しそうだから、熊野市内で少しショッピング… 足のメンテ用のガーゼや包帯と、素麺、あと、駅前の案内所で教えてもらったパン屋さんで、発芽玄米パンの耳もGET! 野菜ジュースで栄養も補給した。

本宮道に入ると、峠以外では熊野古道の道標は、ほとんどなくなった。これまで頼りにしてきたイラストマップも急にアバウトになってて、何度か道に迷った。
こっちを通しで歩く人って、少ないのかもね。なんか先が思いやられるなぁ…

今夜は風伝峠のふもとにある「さぎりの里」でテント泊。明日の朝は有名な朝霧が見られるかな〜


  


2007年04月23日

070423熊野古道-風伝峠-

このルート、最後のメジャーな峠、風伝峠を越えてきた。これから超アバウトな地図一枚で、十数キロの山越えに入る。
途中で会った地元の人、何人かにに聞いてもよくわからないって言うし、果たして抜けられるのか…

まきやん、よしくん、元気してっかぁ?


  


2007年04月23日

070423熊野川の川原から

心配してた山越え、最初の山で少し迷ったけど、なんてこたーない、林道から時々山に入るって程度の道だった…
ボクが使ってる地図を作った東紀州地域活性化事業推進協議会さん、せめてそれくらい書いておいてよ〜

今日のルート、やっぱ熊野市まで南下してきた道と比べると、看板等の整備が遅れてる。途中、たくさんの犬を放し飼いにしてる家があって、5〜6匹の犬に取り囲まれたりってこともあったし、道標もあいまいで、このルート、今のままじゃお薦めできないなぁ…
犬と言えば、ザックを背負ってると、よく犬に吠えられる。シルエットが人間じゃなく、何か変な生物に見えるのかもね。昔、初めて四国を歩いた時、犬に吠えられるのは修行が足りないからだって言われたけど…

ともかく、ついに和歌山県入り。最後の万才峠から小雲取を越えるルートは、このアバウトな地図では「途中から未整備」ってなってるし、地元でも行けるんじゃないかなって程度の話しかきかないので、今日は無理せず、熊野川のジェット船乗り場の横でテントを張ることにした。
明日はいよいよ本宮だ〜


  


2007年04月24日

070424熊野古道-本宮到着-

熊野川町から万才峠、小雲取を経由して、無事、本宮に到着。サポートしてくれたみなさん、ありがとう!!
これから、本宮裏の温泉「蘇生の湯」につかってきます。


[後記]

とりあえず、今回の目的地に到着!
でも、二回目ってこともあってか、前回の旅ほどの感動はなかったなぁ…
それでも、昼間っからお祝いのビール飲んじゃいました。テヘッ

本宮大社裏の「樹の里」とかって言う店の女の店員さんは相変わらず無愛想でヤな感じだったけど、「蘇生の湯」はスタッフも親切だったし、気持ち良かったよ~  


2007年04月24日

070424予定変更

当初はこの後、中辺路を歩いて、田辺から日程の許す限り北上してみようって考えてたんだけど、新しい仕事の件で早急に打ち合わせをって連絡が入ったんで、今回の旅は、あと1〜2日で切り上げることにした。
で、急遽コース変更して、明日は本宮から奈良県の十津川村まで、小辺路の山越えをする。途中の果無峠(はてなしとうげ)ってのは1100mくらいありそーだし、結構ハードかな…
ま、今回の旅の最後の山越え、楽しんでくるよ。

今夜は本宮到着を祝して、ブタとシメジとネギの味噌炒め! このところ素麺(にゅう麺)かパン耳しか食べてなかったから、胃や腸が驚いてる…


  


2007年04月25日

070425今朝は雨…

雨、結構降ってる。でも、昨日の朝みたいに寒くないから助かるよ。一昨日の夜から昨日の朝は冷え込んだからね〜 そんな日に限って、川原でテント張ってたりするし…(写真)

今朝の目覚めは、道の駅のベンチ。夜から雨の予報だったから、軒先を借りた。
いつものよーに5時には起きたんだけど、その時には近所のおばさんがトイレ掃除に来てたし、雨の中、散歩してる人もいるし、やっぱ山の朝は早いね〜

今日は、雨があがるのを待って十津川に向かう予定。


[後記]

道の駅、バイク旅ではよく利用させてもらうんだけど、今回の旅では初めての道の駅泊まりだった。
公共性の高い施設だけに、やっぱ安心!
以前は学校の軒先ってものよく利用させてもらったけど、最近、学校関係は厳しいからね~

上の写真は、前日の熊野川の川原でのテント…  


2007年04月25日

070425熊野古道-果無峠(小辺路)-

果無峠(はてなしとうげ)を越えてきた。
峠は標高1114mで、15キロちょいの行程。ま、それなりに歩きごたえはあったけど、石畳が少ないから、足も神経も伊勢路の八鬼山ほどは疲れなかった。ただ、集落が見えてから最後の石段が結構あったけどね…

十津川の川原で、昔タダで入れた温泉があったから、そこを目当てに下湯ってとこまで歩いてみたけど、見つからない… 無くなったのかなぁ?
仕方ないので、また十津川温泉まで戻ります。


やっぱ峠は「Pass」だよね~[後記]

の英語表記、時々"peak"ってなってるのも見かけるけど、やっぱ"pass"だよね~
歩き旅してるとよく峠越えするから、ボクのこと「登山好きな人間」って思ってる人もいるけど、実は登山は大嫌い汗
何か目的がなけりゃ、滅多に頂上(peak)は目指さない。

行きたい場所があって、そこに行くにはどーしても目の前の山を越えなきゃならないから、その山の一番低いところ(pass)を探して越えて行く。

ボクの人生、そんな感じ…  


2007年04月25日

070425終了〜

いま、やけに酒くさい近鉄電車に乗ってる。

今日は果無峠を越えたあと、下湯から十津川温泉を経て十津川の道の駅まで2時間半ほどかけて歩いた。 今夜は道の駅で寝て、明日のバスで帰るつもりで…
そしたら、旅の最後のひとっ風呂を浴びに行った道の駅近くの湯泉地温泉の公衆浴場で、大阪からアマゴ釣りに来てた人と知り合い、ラーメンをごちそーになった上、近鉄線まで車に便乗させてもらえることになって…

そんなわけで、とりあえず今回のボクの歩き旅は、これで終了〜
このブログ、ずっとのぞいてくれてた人も、たまたま来ちゃった人も、ありがとうございました!
ま、明日も何か書くかもしれないけどね〜


  


2007年04月27日

■2007春の旅-後記-

ウチに戻って、二度目の朝。
25日の夜は十津川道の駅で旅を振り返って、翌日のバスでのんびり帰るか~なんて思ってたところ、夜の闇の中をあっという間に大阪まで運んでもらったから、まだタイムスリップしたような気分が抜けてない…

J-D06今回のこの旅日記携帯からの投稿を初めて試してみたんだけど、やっぱ写真が見にくいね。
電話嫌いのボク、携帯は緊急用として、J-PHONEvodafoneのダブルロゴの「J-D06」って言う古いタイプをプリペイドで使ってる。
昔から現Softbank使ってる人ならわかると思うけど、この2Gタイプで送れるメールの最大容量って6KBだから、写真はあのサイズが目いっぱい。
それでも、もう少し画質がなんとかならないかと、出発前にプリペイドのカメラ付きでは最新の403SHに買い換えようと探したんだけど、どこも在庫切れで手に入らなかった…

書きたかったことも、もっと色々あったんだけど、辞書がショボくて予測変換も無く、文字のバックライトが無いから暗いとこでは使えないこの携帯じゃあ、こんなもんかな~

ま、こんな旅日記でも、定期的にのぞいてくれてた人、感謝してます!!


最終日の果無峠歩き旅の後、特に四国を歩いた後なんかは、「何か見つかった?」なんて聞かれること多いんだけど、旅をしたからって簡単に何かを悟ったり(?)答えが見つかったりするわけじゃない…

ただ、今回の旅に関しては、「ありがとう」が一つのテーマだったな~って感じてる。
今はまだうまく表現できないけど、「ありがとう」の気持ちって次につなげるためのもので、その時だけの気持ちや言葉にしちゃいけない。
死を伴うこと以外で、「ありがとう」を最後の言葉にはしちゃいけないって強く思った…


とにかく、本当にみなさん、ありがとうございました!!

旅日記はしばらく書けないと思うけど、これからも「moclog -旅モノがたり-」、よろしくネ…晴れ  


2007年08月28日

★伊勢~熊野路 Online Album

伊勢~熊野オンラインアルバム、よーやくUPしたので、よかったらのぞいてみてください。
mocをさがせまだまだ未整理なんだけど、ま、とりあえずってことで… ガーン
クリックで「ニコン オンラインアルバム」のスライドショーがスタートします。↓

 ・伊勢~熊野路 Vol.1
 ・伊勢~熊野路 Vol.2

それぞれ30枚位ずつあるから、わずらわしかったらコントローラーの「スライド間隔」ってのを速いにするか、早送りボタンで次々飛ばしながら見てみてね~

※ GR digital 28mm